「隠れたる神」の痕跡―ドイツ近代の成立とヘルダリン
仲正 昌樹
8400円(税込)
2000年12月

ヘルダリンの詩的エクリチュールの「中心」(世界は根源なき深淵)を外れた軌跡は、絶対者(神)に対し距離を取りながら(また自我の専制と最終審級の留保の境位)、その「痕跡」をたどらざるをえなかった(テロスなき無限に生成するポエジーの翼を言語の限界から限界の言語へ脱中心的に拡散してゆく詩想的差延運動)“近代”という悲劇(暗黒の夜)の象徴である。


序章 ポスト・モダンとヘルダリン
1章 ヘルダリンの危機意識と近代合理主義
2章 ドイツ観念論とヘルダリンの「根源」の思想
3章 ヘルダリンの言語哲学
4章 ハイデガーのヘルダリン解釈をめぐって
5章 ヘルダリンのドイツ性と祖国的転回
6章 へーゲルとヘルダリン
終章 「近代」の限界とヘルダリン



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